笑いと健康

笑いは心の健康には良さそうだけど、病気にかかりにくいなど体の健康に関わりがあるのだろうか?そんな研究を紹介します。
中高年の糖尿病患者の血液の変化を検証した研究です。
漫才を見て大笑いした後は、平常時よりを食後血糖値の上昇が抑えられていました。
また、がん細胞などを殺す「NK(ナチュラルキラー)細胞」の働きが高くなったり、炎症反応に関わるCRPの数値が適正な状態に落ち着いていました。
つまり笑いによって体内の環境が変わったのです。
そうは言っても、なかなか笑うことが難しいこともあります。
そんな時にぜひ試してほしいのが、“作り笑顔”です。
笑うと口角を上げる筋肉や目の周りの筋肉が動きます。
すると脳は笑っていると錯覚し、脳から全身へおもしろくて自然に笑ったときと同じ作用をもたらしてくれるのです。
米国の研究でも作り笑顔によって脳の神経伝達が活発になって、快の感情が引き起こされたという報告もあります
「3回薬を飲むより1回笑うほうが体に良い」「たんと笑ってたんと寝れば医者は要らない」など、笑いと健康に関することわざが世界中にあります。
家族や友人同士と冗談を言い合って笑うもよし、漫才や落語で爆笑するもよし、笑いで緊張もほぐれ、人間関係も潤います。毎日笑っていきましょう。