所沢市は、現代アートへの関心を高めてもらうため、西武鉄道所沢駅周辺で、市にゆかりのある若手アーティストによる作品を展示しています。
現代アート展「所沢アートのミライ」では、市ゆかりのアーティスト8組11名の作品を3つの会場に分けて展示しています。
所沢駅改札口近くのイベントスペースでは、6年前から市内にアトリエを構える幸田千代梨の絵画が展示されています。
この絵は、市内のドレミの丘公園から見た風景を描いたもので、彼女が所沢に活動の拠点を移した年に制作されたものです。
木の枝の広がりや葉の動きが、活動環境が大きく変化した当時の画家の心の揺れを表現しています。
駅の1番ホームにある油絵は、市内在住の琴江小穴の作品です。
また、電車を待つ間にもアートに触れることができる。
駅近くの市民ギャラリーにも絵画や立体作品が並ぶ。
彫刻家の桑名紗衣子さんは、失われつつある場所や物を題材に、看板や建物の壁などの形で作品に取り込んでいます。
ギャラリーで展示されている彫刻のひとつは、かつて使われていた所沢市のマンホールをモチーフにしています。
現代美術展「所沢アートのミライ」は、今月29日まで開催されています。